[Vol.78]機種依存文字って何?

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日頃メールや文書作成で使う「文字」の中には、見る人のOSやコンピュータ環境によって異なる文字として表示されたり、文字化けしてしまう「機種依存文字」があります。

どんな文字が機種依存文字?

例えば、Windowsで「 」と表示される文字は、一部のMac(比較的古いOS)で見ると、「 」と表示されたりします。
丸付き数字の他に、「 」や「 」、絵文字なども機種依存文字になります。
また、よく使う漢字の中にも機種依存文字があるので注意しましょう。
詳しくは、インターネットで「機種依存文字」と検索してください。

主な機種依存文字

新しいバージョンのOSではここで掲げた機種依存文字でも文字化けせずに表示されるものもありますが、ホームページを訪れるユーザーの閲覧環境は多種多様ありますので、使用を避けたほうが無難です。

半角カタカナ

半角カタカナは、正確な定義で言うと機種依存文字には該当しませんが、一般的なメールソフトで半角カタカナを使うと文字化けすることがあります。
ホームページに設置された「お問い合わせページ」などのフォームは、管理者にメールで届く仕組みがほとんどであるため、半角カタカナを入力してしまうと文字化けしてしまい、入力された内容が判別できなくなってしまいます。

ホームページでは、半角カタカナは使わないようにしたほうがよいでしょう。
半角カタカナ

機種依存文字ではない記号

記号などでも機種依存文字に該当しないものもあります。以下の文字は、ホームページやメールで使っても問題ありません。
機種依存文字ではない記号

ホームページでは機種依存文字は使わない

ホームページでは不特定多数のユーザーが閲覧することを前提としているため、基本的に機種依存文字は使わないようにしてください。
ホームページを制作する際に原稿を作成して制作会社に渡すこともありますが、原稿段階から機種依存文字を使わないように注意しましょう。
基本的にホームページ制作会社では、原稿に機種依存文字が含まれていた場合は問題のない文字に置き換えてホームページに掲載するようにしますが、気が付かないで見落とすケースや、そもそも機種依存文字に対する認識が欠けている制作者も、残念ながらゼロではありません。

ビジネスメールも同様

機種依存文字の問題はホームページでの表示に限ったことではありません。そもそもOSの違いなどから生じる問題なので、メールでも同じことが言えます。
詳しくは、[Vol.081]ビジネスメールのマナーで解説しますが、ビジネスメールでは相手がどんな環境でメールを受信するかわかりませんので、やはり機種依存文字の使用は避けるべきでしょう。