[Vol.34]SEMは費用対効果が命(1/2)

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SEMで広告を出す際は、「費用対効果のみで考える」という点を意識してください。
SEMはTVCMや新聞広告などと異なり、「企業の信頼度」などは上がらないと考えていただいてもかまいません。
 

顧客獲得単価を計算しよう

1人の顧客を獲得するのにかけられる広告費はいくらでしょうか? こういった経営的な戦略をきちんと立てて、ホームページに反映させることが大切です。顧客のリピート率や粗利額などのデータを取っていない中小企業は、意外にも数多くあります。
ホームページを成功させるには、こういったホームページ以外の企業としての基本的な部分がとても大切になります。
ここでは、顧客獲得単価を表す指標を3つ紹介しますので、一度ご自身のビジネスに当てはめてください。現在折り込みチラシなど他の広告媒体を利用している方は、ぜひ他の広告媒体と比較してみて、より効果の高い広告に費用をかけるようにしてください。
 

CPO(注文 1 件にかかるコスト)

CPO=投資額÷注文数
CPOは単純に1件の注文を取るためにかかるコストのことです。ホームページからの注文数と広告費があれば出せるので、手軽にできることからもお勧めです。
 

CPR(見込客を 1 人見つけるためにかかるコスト)

CPR=投資額÷見込客数(「サンプル請求」「資料請求」「見積依頼」など)
CPR は「サンプル請求」「資料請求」「見積依頼」など、いわゆる見込客を 1 件獲得するためにかかったコストのことです。この指標は契約単価の高い商材に適しています。
サンプル請求後の決定率は営業マンの力量にも左右されるので、見込客に焦点を絞るCPR を利用すると、ホームページの効果が正確に測れます。
 

ROI(投資額あたり効果・パーセンテージ表示)

ROI=利益÷投資額×100
費用対効果が実際にどのぐらいあったかを図る指標です。利益を基に出しますので、よりビジネスに有益な情報指標となります。ただし、実際に計算するのに手間がかかりますので、Webサイトビジネスをより本格的に運営する方に向いています。
 
※次回(2/2)に続く。。。