[Vol.85]意外と大事!集金はどうする?

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通信販売の場合、代金をどのように回収するのか、その手段を決めることは商品の売り上げや利益率にも影響してくる大事な課題です。特にECの場合には、ネットという特性を活かした集金方法もありますので、検討してみましょう。

集金方法について

通信販売における集金方法には、商品と引き替えに代金を支払う「代引き」、銀行や郵便局などの「口座振込」、コンビニなどのレジで支払う「コンビニ決済」などがあります。

「代引き」の特徴

「代引き」は商品と引き替えに集金するため回収リスクがありませんが、配送業者に手数料を支払う必要があります。この代引き手数料は、お客さまに負担していただく場合と、通販業者側で負担する場合があります。

「口座振込」と「コンビニ決済」の特徴

「口座振込」と「コンビニ決済」は、前払いにして入金確認後に商品を発送する方法と、先に商品を発送して後払いで回収する方法があります。
前払いの場合は、お客さまからの入金を確認してから発送するため、商品がお客さまの手元に届くまで数日余計にかかってしまうデメリットがあります。後払いの場合は、商品を送ったのに代金を回収できないというリスクを伴います。いずれの場合も注文と入金を照合する入金管理が煩雑になり、未入金の場合の督促も手間のかかる作業です。口座振込の場合、振込手数料はお客さま側に負担してもらうのが一般的です。また、口座振込は他の決済方法と異なり代行業者との事前の契約なども不要で、すぐに導入できるメリットがあります。

ネット特有の決済方法

オンライン販売の場合は、インターネット特有の決済方法として「カード決済」や「電子マネー」などがあります。
「カード決済」はネット上のカード決済を代行する業者と提携して、ECサイトの注文フォームに代行業者の提供する決済機能を組み込み、その場で決済を完了させる仕組みです。手数料が発生しますが、普通は通販業者が負担します。カード決済は注文の時点で決済が完了するので代金回収にかかるリスクもなく、商品の発送も速やかに行えるので、ECには最も適した方法と言えるでしょう。
ただし導入するには契約や審査を伴いますので、運用できるまでにある程度の期間が必要です。また導入時の初期費用や、手数料の他に一定額の月額管理費などがかかります。費用対効果などをよく検討した上で、導入可否を判断したほうがよいでしょう。

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