[Vol.75]ドメイン選びは重要なポイント

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本節では、自社のWebサイト(ホームぺージ)のURLやメールアドレスにも使われる「ドメイン」について、その選び方のポイントなども含めて解説します。日頃なにげなく目にしていますが、実はいろいろとこだわりや想いが込められていたりします。

ドメインって何?

Webページ(ホームぺージ)を閲覧するときにURLを入力することがあります。また名刺やパンフレットなどにもWebサイト(ホームぺージ)のURLを記載してあるケースをよく見かけます。
例えば、「https://www.attrise.com」というURLでは「attrise.com」の部分を「ドメイン」と呼びます。これは、インターネット上でサーバーやメールなどを識別するための名前の一種です。
ドメインは、プロバイダやレンタルサーバー会社から提供されるものをそのまま使っているケースもありますが、商用サイトであれば、ぜひ独自ドメインを取得して使いたいものです。

ドメインの種類と用途

上記の例で挙げたドメインは「com」という種類ですが、その他にも「yahoo.co.jp」(Yahoo! JAPAN)の「co.jp」や、「meti.go.jp」(経済産業省)の「go.jp」などいろいろな種類があります。
基本的にドメインは早い者勝ちになっており、取得しようとするドメインがまだ誰にも取得されていない場合、(取得要件を満たしていれば)取得することができます。また、通常ドメインを取得するには、権利料を支払う必要があります。

ドメインの権利料は、「ドメイン管理費」「ドメイン年会費」などと呼ばれ、費用はドメインの種類や取り扱い業者により異なります。

ドメインの取得条件や用途などはそれぞれ異なりますが、ここではよく見かけるドメインの種類について、特徴を説明していきましょう。

主な個人情報流出事件

com
取得制限がなく、空きドメインであれば誰でも何個でも取得できる。

co.jp
法人企業のみ取得可能で、原則として1 社につき1 ドメインしか取得できない。

jp
「 汎用 JP ドメイン」と呼ばれ、日本国内に住所があれば誰でも取得できる。
取得数制限なし。「mixi.jp」(ミクシィ)などがある。

一般個人や企業では取得できませんが、以下のようなドメインもあります。

その他のドメイン

go.jp
日本国の政府系機関、各省庁所轄研究所など

ac.jp
学校、大学など

ドメイン選びのポイント

ドメイン選択時のポイントをいくつか紹介しますので、参考にしてください。

  • ドメインは一目でその企業、またはサービスがわかるような名称にしましょう。
  • 長すぎるドメインは入力時に間違える確率が高くなるので、お勧めしません。
  • 使用できる文字は半角英数字と「-」(ハイフン)、文字数は3 文字以上63 文字以下。
  • 大文字小文字の区別はありませんので、「attrise.com」「ATTRISE.COM」「Attrise.com」などはいずれも同じドメインを指します。
  • 日本語ドメイン(漢字・ひらがななど)もありますが、一般的にまだあまり浸透していません。
  • 「 com」「co.jp」などの種類は、Webサイト(ホームぺージ)のジャンルや業種などによって決めるとよいでしょう。

例)企業のコーポレートサイトであれば「co.jp」。
オンライン販売サイトやサービスのブランド名などであれば「com」など。