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#136 | September 2025
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【AI時代のSEO対策】アクセス減少。広告がスルーされる。

最近SEO対策をしているのにアクセスが減っていると感じていませんか?実は昨年11月頃から「AI Overview」の影響で検索流入が目減りしているサイトが増えています。実感として特に、ある程度SEO対策をしているサイトで顕著です。 今までSEO対策をしておらず元々保有ページが少ないサイトは検索流入に大きな変動は見られないかもしれません。

AI Overviewとは?

まず、「AI Overview(エーアイ・オーバービュー)」が何かを押さえておきましょう。最近のアクセス減少と深く関わってくる新しい検索体験です。 例えば、ユーザーがGoogleで検索をかけると、その検索キーワードに対して、生成AIが自動で要約を検索結果ページの最上部 に表示する機能です。(たまに検索結果の中段にも出たりします)

この機能はとても便利で、「あれってなんだっけ?」と検索した際にポン出しで答えが出る点がとても魅力です。

そしてクリックスルーが起こる

皆様も検索していてWEBサイトを見なくなったのではないでしょうか? 検索すれば上部に要約が出るのでサイトを見る必要がなくなりましたね! はー、楽になった!めでたしめでたし!

。。。ではありませんね。
こうなっていくと、どうなるでしょうか?
それが以下のような結果となります。


2024年9月-2025年2月ごろ


2025年4-9月ごろ

紫がGoogleの検索結果での表示数、青がクリック数です。 いかがでしょうか、サイトへ訪れて頂くためのクリックがあきらかに減っています!!

これが所謂、AI Overviewでの検索体験で満足してしまい、WEBサイトへのクリックをスルーしてしまう、 「クリック★スルー」が起こるという訳です。(★はいりません。笑)

クリックスルーが起これば、自社サイトへ訪問して頂く機会が減ります。

さらにリスティングや広告を行っている場合もAI Overviewが貴重な検索タッチポイントのエリアに表示されてしまいます。 このため、最近リスティングのクリックが減っている印象も感じます。

SEO対策しているのに、これじゃあどうしようもない。。と、うなだれたくもなりますね。

検索ユーザーの質が向上している

ところが、弊社で対応させていただいるお客様の事例をご紹介しますと、アクセスは減ったけれどもWEBサイトからのお問い合わせの数は変わらない、または増えたという企業様も見受けられるようになってきました。
アクセスが減ったのだからお問い合わせも減るだろう。となんとなく思えますが実はそうではないのではないかと考えます。

ここでお読みいただいている皆様へ質問です。
「●●とは?」「●●について」と調べているお客様、田中様と
「●● 料金」「●● 行き方」と調べているお客様、山田様。
どちらが見込み客になる可能性が高いお客様でしょうか?
答えは山田様になります。

「とは?」検索は、専門的な言葉で「Whatクエリ」といって、商品・サービスについてこれから知ろうとしているお客様で、問合せに直接結び付くには、まだまだ時間がかかりそうです。
一方で、「●● 料金」「●● 行き方」について調べている山田様は、もう行動にうつす準備をしている事が分かります。これを専門的に「Doクエリ」と言います。つまり、お問い合わせに至る可能性が高いホットな山田様です!

すると、AI OverviewはWEBサイト上の情報をなぞった要約やサマリーが得意ですが、更に深い情報までは表示しません。あくまでも名の通り、Overviewであるからです。
Overviewにある以上の情報を求めるには、サイト訪問するしかありません。
やっとここでサイトへ訪問して頂ける機会を得ることができるので、その結果、検索してサイトに訪れるお客様はお問い合わせに繋がりやすい傾向になったと考えられます。

AI時代の検索対策

SEO対策は終わった。と煽る広告などが多くなりました。
はっきりと申し上げますと、これは大きな誤りです。
AIは検索結果やGoogle,Yahoo!の口コミを見て参考にします。
AIに取り上げてもらう対策をする方法は、やはり「SEO対策」をする必要があります。

じゃあSEO対策って何をしたらいい?

SEO対策は、簡単に言うと「お客様がほしいと思える情報をサイトに揃える。」ことです。

その為には、

  • WEBサイトを更新し続け、新しい情報を出し続ける
  • 内部リンクを設ける
  • サービスの紹介を分かりやすくする

などなど色んな打ち手があります。
※ここでは外部対策については書かず内部施策についてのみ書いています。

更新の継続性も非常に重要となります。検索エンジンにピックアップしてもらえるように「●●とは?」系の記事やページを作って掲載することも良いです。
ですが、AI Overviewに拾われてクリックされずに終わり。使い捨ての情報と言うことになりかねません。
そこで、特にSEO対策の上で効果的な施策は「オリジナルの情報+更新の継続性」がテーマとなります。

AI時代のWEB広報担当はアットライズに決まり!!

アットライズの「広報支援」では御社のWEBサイトのアクセス状況や、ニーズを感知して、提案し、「能動的且つ継続的に」主にWEBサイト周りの広報担当をまかなうサービスを行っています。

SEO対策をしたい、更新したいけどなかなかできない、WEBサイトで追加したいコンテンツなどがある。
などありましたらぜひご相談下さい。相談だけでも構いません!

WEBサイトを更新せずに名刺代わりに置いておくのは、
「集客」「採用活動」と経営する上で欠かせない課題をそのままにしてしまうことと同義です!
ぜひ一度、何ができそうか、どんなことが効果的なのか、だけでもお話くださいませ!

▼サービスのご案内▼

ウェブアクセシビリティ対応のチェックポイント(理解可能・堅牢性編)

前回に引き続き、今回のメルマガではウェブアクセシビリティの国際的な基準である「知覚可能・操作可能・理解可能・堅牢性」のうち、「理解可能」「堅牢性」の2つの原則について取り上げます。

理解可能とは、利用者がウェブサイトの内容や操作方法を正しく理解できるように設計することを意味します。特に、入力支援や予測可能性といった観点が重要です。

理解可能のチェックポイント

  • 使用している言語や表現がわかりやすく、専門用語ばかりで構成されていないか
  • 入力フォームでエラーが起きた際、具体的なエラー内容と修正方法が明確に表示されるか
  • ページの構成に一貫性があり、突然の変化など混乱を招く要素がないか

堅牢性とは、さまざまな閲覧環境や技術に対応し、将来的な技術の変化にも耐えられる構造を持つことを指します。

堅牢性のチェックポイント

  • HTMLやCSSの構文が正しく記述されており、支援技術(音声ブラウザなど)でも正しく読み取れるか
  • ボタンやフォーム要素に明確なラベルや役割が適切に定義されているか

3回にわたり、ウェブアクセシビリティ対応における重要なチェックポイントを紹介してまいりました。今回がその最終回です。これまでの内容がウェブアクセシビリティへの理解を深め、今後のサイト運用の一助となれば幸いです。
また、ウェブアクセシビリティに関するご不明点や対応についてのご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。

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あとがき

みなさんは映画「国宝」、ご覧になりましたか?。一時期の勢いはなくなりましたが、それでもまだ根強い人気で 観客動員1000万人、興行収入140億円を突破しました。
何度もリピートする人が多いと評判ですが、かく言う私も2回観てきました。

1回目を観たあとに、原作本を読んで、それからまた2回目を観ました。
1回目は映像の美しさとストーリー展開に素直に浸りながら、約3時間という長丁場を感じさせることもなく、途中居眠りすることもなく(^^; 評判通りに満喫することができました。

次に原作本を読みました。映画も3時間の長編ですが、原作も上下巻合わせて800ページもある超大作!
映画では描ききれなかった細かい背景や描写、更に映画では削除されているエピソードもあり、「国宝」が より奥深く描かれていました。
普段の私の読書ペースだと800ページも読了するのに1ヶ月くらいはかかってしまいますが、あまりチンタラ読んでると 最初に観た映画も 原作の最初の方も忘れてしまうので、休みの日に集中的に読書時間を設けて 1週間ほどで読み終えました。

そして、読み終えた原作を忘れぬうちに、、と、次の週末に2回目を鑑賞。1回目で理解しきれなかった部分を改めてじっくり観たり、原作との違いなど感じながら観ることで「国宝」をより深く堪能することができました。

原作本を映画化すると 原作の良さが失われガッカリしてしまうことが多いですが、今まで観た中で原作・映画どちらも良かったのは 今回の「国宝」の他に、「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」などですかね。
私的には「原作 → 映画」の順よりも、「映画 → 原作」の方が事前知識がない分 素直に映画に浸れるのでオススメですね。

映画館で映画を観ることは だいたい年に1~2回あるか無いか程度で、だいたいは話題になってから見に行くのが通常ですが、今年は多めで 来週もまた新作を見に行く予定です。
長かった猛暑もようやく収まり秋の気配になってきましたね。映画に読書に芸術の秋を楽しんでみたいと思います。
(服部)

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