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#132 | May 2025
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「Webサイト改修 or リニューアル」の判断ポイントは?

最近、「ホームページをリニューアルしたい」というご相談をいただく機会が増えています。ただ実際にヒアリングを重ねると、全面リニューアルではなく、「既存サイトの改修」で十分対応できるケースも多くあります。

皆さまの会社でも 作ってからしばらく経過したWebサイトを改修しながら使い続けるのか、それともリニューアルするのか迷う場面もあるかと思います。
そこで Webサイト改修 or リニューアル、どちらにすべきか判断のポイントを挙げてみたいと思います。

■技術的なレガシー
Webの世界も日進月歩で進化しています。サイトを構築した時は最新技術で構築していたものが、その後の進化に取り残されている場合があります。

例えば、
・SSLに対応していない(「 https:// 」でなく「 http:// 」になっている)
・スマホに対応した表示(レスポンシブ対応)になっていない
など。

これらはユーザー(閲覧者)にとってマイナスイメージとなるばかりでなく、Googleの評価も低くなりSEO対策的にもマイナスです。
SSL対応であれば既存サイトのまま改修可能ですが、スマホ非対応の場合は、レイアウトや構造を一から見直す必要があるため、基本的にはリニューアル(作り直し)が必要になります。

■更新などの保守性
最近のWebサイトは、一部LP(ランディングページ)などを除き 管理画面から容易に編集できるCMSでの構築が主流です。(主にWordPressというツールを使うことが多い)
CMS化されていないサイトを編集するには、FTP(ファイル転送ツール)を使って手作業で編集しなければならず、HTMLタグなどの専門知識も必要でした。

お客様にヒアリングした際、「自社で編集できるようにしたい」というニーズをよく耳にします。このような時は、他にリニューアルすべき要件がなければ リニューアルでなく改修(CMS化)を提案することもあります。(最近立て続けに数件、CMS化対応を行わせていただきました)

■見た目・デザインの古さ
車や家電と同じように、Webデザインにも“時代のトレンド”があります。数年前は主流だったデザインも、今のユーザーから見ると「古くさい」「使いづらい」と感じられることがあります。

また、閲覧環境も大きく変化しています。以前はA4サイズ程度のサイズが主流でしたが、現在では大画面のPCやスマートフォン、タブレットなど多様なデバイスが当たり前になりました。
これにより、「1画面で見せる情報量」や「デザインの余白感」「視線の流れ」などにも変化が求められます。

特に、
・競合他社と比べて見劣りしてしまっている
・企業として「先進的な印象」を与えたい
といった場合には、デザインリニューアルを検討する価値があります。

ただし、必ずしもすべてのページを作り直す必要はありません。たとえば「トップページ+主要ページのみ」のデザイン刷新や、既存構造を活かした“デザインだけのリニューアル”など、段階的な対応も可能です。
目的や優先度に応じて、柔軟な対応方法を選べますので、まずは現状を一緒に見直してみましょう。

■自社ビジネス内容とのズレ
企業は"生き物"なので、時の流れとともにビジネスモデルや事業内容が変化していきます。
マイナーチェンジで補える程度の変化であれば既存サイトの改修で賄えますが、当時と大きく変わっている場合、また見せたいサービスや強みをクローズアップしたい場合などは リニューアルを検討しても良いかと思います。

以上、いくつかポイントをピックアップしましたが、多くの場合はこれらが複合的にからんで来ますので、専門家と相談しながらベストな方法を選択されてください。
ホームページは「今」だけでなく、今後もずっと使い続けていくものです。将来的な展望も見据えながら検討されるのがよろしいかと思います。

弊社では、上記のようなポイントを踏まえ最善策をご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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AIポリシーとAIリテラシーについて深く考える。

先月あたりから「ジブリフィケーション」という言葉を耳にした方もいるのではないでしょうか?

自分の写真をアップロードすると、ジブリ風のかわいいイラストに変換してくれるAIサービス。
SNSでは、「家族でやってみた!」とか「推しがジブリ化して尊い・・・」なんて投稿もちらほら。

確かに、自分や大切な人が“ジブリの世界”に登場するのって、ちょっとワクワクしますよね。

でも、ジブリ風の写真を見たとき、私はなんとも言えない違和感を覚えました。

まず思ったのが、「これって著作権的にどうなんだろう?」ということ。
ジブリ風といえど、あの世界観やタッチは、やっぱり明確に“スタイル”として存在しており、企業が商用で使ったら問題になる可能性も大いにありますね。

更に、アップロードされた写真に写ってる“他の人”って、ちゃんとAI学習に同意してるのか?という点です。

私自身、昔からネットに自分の写真を載せるのはちょっと苦手なタイプです。
載せた写真がどこでどう使われるのか分からない上、万が一それがAIの学習に使われてたら・・・と思うと、AIで生成された画像をみて思います。

この一連の流れを見ていて改めて思いました。

これからの時代、企業でも「AIポリシー」や「AIリテラシー」は、絶対に必要になる、と。

たとえば、
AIで何を生成するのか、その中にどんな著作物や人物が含まれてるのか。
どこまでがAIの仕事で、どこからが人の手によるものなのか。
そういった線引きをきちんとルールとして持っておかないと、意図せず他人の権利を侵したり、知らないうちに倫理的な問題を引き起こしてしまう可能性があるなと思いました。

便利な時代だからこそ、「どう使うか」を考えることが本当に大事なんですよね。

「AIってすごい!」で止まらずに、
「AIでうまく作れたけど、これは本当に大丈夫?」と立ち止まれる視点です。
私たち一人ひとりにも、企業としても、必要なタイミングが来ている気がします。
そんなお話でした。

参考記事:高瀬総合法律事務所弁護士コラム
いま企業に求められる「AIポリシー」とは?
生成AIで人気キャラクター風の画像を作ったら、使っていい?

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あとがき

今年のゴールデンウィークは休日の翌日にある平日に休みを取る形で筑波山へ行ってきました。標高877m、2つの山頂がある特徴を持った山で、ケーブルカーやロープウェイを利用して山頂付近まで移動できる観光地としても人気のある山です。
行き方は、都心から電車でつくば駅まで行き、そこからバスに40分乗車すれば登山口です。今回は時間に余裕があったため前日に駅近くのホテルを予約し、レンタサイクルでJAXA宇宙センターに立ち寄りながらサイクリングを楽しみました。つくば駅の周辺は緑や公園が多く、歩道と車道がしっかり分かれているので快適なサイクリングでした。

登山当日は、3つある登山コースの中で最も短い時間で登れる御幸ヶ原コースで登山を開始しました。傾斜が急で長い階段が続く場所もありましたが、登山道の整備が行き届いているので危険な場所もなく、無事に登山ができました。山頂付近には展望台や土産店、飲食店が並び、多くの人でにぎわっていました。展望台からは関東平野が一面に広がる風景や霞ヶ浦の湖面が広がる様子を見ることができ、楽しみにしていた眺望を満喫できました。

下山は白雲橋コースを経由してつつじヶ丘コースを通る、行きと異なるコースを選びました。途中、巨岩や奇岩が点在する場所があり、特に今にも落ちそうな大きな岩の下をくぐるポイントではスリル感があります。
下山後はバスで移動して、日帰り入浴ができる旅館の露天風呂と筑波山神社に立ち寄って帰路につきました。

筑波山は見どころもありつつ全体的に登山道が整っていて、休憩する場所がしっかりあり、トイレもきれいなので安心して登れます。また体力に合わせて移動手段も選べるので、初心者を含めて誰にでもおすすめできる山でした。
(根岸)

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