ちょっと難しい話になりますが、、最後までお付き合いください(^^;
Webサーバーはホームページに必要なファイルや画像をアップしておくためのサーバーですが、一般的には同じそのサーバーがメールサーバーの機能も有しており、特に意識しなければWebサーバーとメールサーバーを同一のサーバーで運用していることが多いでしょう。

が、実はWebサーバーとメールサーバーを別々のサーバーで運用(注1)していると何かと都合が良いのです。
(注1) ちょっと専門的な説明になりますが、それぞれのサーバーを別々のIPアドレスになるように運用します。

例えば、
(1) ホームページリニューアルなどのタイミングで別サーバーへ移転する場合があります。
(2) Webサーバーは システムの老朽化やOSのレガシー化による脆弱性の懸念等、経年により新しいスペックに移行する必要が出てきます。
(3) Webサーバーは、サーバーへのアクセス集中等によりシステムダウンすることが稀にありますが、その場合でもメールが別サーバーならメールの送受信は可能です。
などなど。

Webサーバーの引っ越し（移転）は 業者にまかせておけば良いですが、メールサーバーを引っ越すとなると全員のPCのメール設定を変更しなければならず、多大な労力を必要とします。

弊社では、ホームページ制作、システム開発と合わせてサーバーレンタルも行っておりますが、（一部の例外を除き）Webサーバーとメールサーバーは別々の運営会社の提供するサービスを使っています。（特にメールサーバーは「メール専用サーバー」で運用）
これにより、Webサイトを（メールアカウントを気にせず）柔軟にサーバー移転できるようになりメンテナンス性が向上しています。

今ちょうど、常時SSL化やサイトリニューアル等の依頼を受けて サーバー移転を数件並行して行っていますが、いずれもメールサーバーの移転は伴わないためお客様にご負担をかけることなく進められています。
バックアップやセキュリティ対策なども合わせ、サーバー運営にはノウハウが まだまだたくさんあります。
業者選びをする際は、サーバーに関する知識やアドバイスなども参考にされることをお奨めします。

一般的にホームページの運用と言うと、製品情報等の更新やお知らせの追加などが思い浮かぶと思います。
運用を考える上で改めてホームページの目的は何かを考えると、「成果を上げる」ことになります。ただしこれをユーザー視点で考えると、現在ユーザーが発生している「課題を解決する」ことが目的となります。
しかし「課題を解決する」だけでは目的である成果は上がりません。成果を上げるためにはホームページを運用する企業とユーザーを結び付ける必要があります。

そのためには、ユーザーの目的を満たしつつ更に高い満足を提供する事を考えましょう。具体的には、(1)ユーザーが欲しい情報に素早くたどり着き、(2)情報は最新であり間違いが無く、(3)ユーザーが次に求める情報や提案がある事です。
この様にホームページの目的を明確に持ち、それを見据えた運用を行いましょう。

ご存知の方も多いかと思いますが、私は10年余り前から京セラ創業者である稲盛和夫氏が主宰する「盛和塾」で経営や人生哲学を学ばせていただいております。
この盛和塾は 稲盛塾長がご高齢なこともあり、今年いっぱいで解散することが決まっています。
私自身、まだまだ人格を高めたと言えるほど成長できてはいませんが、それでも盛和塾で学んだおかげで 以前と比べ少しはマシな人間になれのかなと思います。そして何より公私ともに切磋琢磨し尊敬しあえる仲間に出会えたことが最大の財産です。

年内で盛和塾は幕を下ろしますが、私が所属する横浜塾を始め 多くの塾が来年以降も稲盛哲学を学ぶ場を継続していきます。
まだまだ微力ながら 少しでもご縁をいただいた身の回りの方の幸せに貢献できるよう、これからも学び続けていきたいと思います。
（服部）

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