[Vol.14]架空の顧客によるターゲット設定

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ホームページを成功させる重要なポイントとして、ターゲットを明確化させるということが大切です。本節では「ペルソナ(架空の顧客)」という手法を用いて、より明確なターゲットの絞り込みを行います。

ターゲットとは?

自社のサービスや商品をアピールしたい特定層のことを「ターゲット」と呼びます。
ホームページは全国からいろいろなユーザーがアクセスしてきます。すべてのユーザーを想定してホームページを制作するより、ターゲットを絞ってホームページを制作したほうが格段に成功率が上がります。

ペルソナとは?

「ペルソナ」とは、架空の顧客像のことです。実際にサンプルを見たほうがわかりやすいので、下記の図をご覧ください。

名前や趣味など一見ホームページ制作にあまり関係のなさそうな項目もありますが、架空の人物をイメージできる程度に作り込む必要があります。この例は、「東京駅から徒歩5分にあるお花屋さんが、プリザーブドフラワーを店頭で購入してもらう」というターゲットのペルソナです。
ホームページによってはターゲットを1つに絞りきれないケースもありますので、複数のペルソナを作成する場合もあります。しかし目安として多くても3つ程度に抑えてください。あまり多く作成してしまうと、ターゲットを絞るという目的から逆に離れてしまい、ペルソナを作成するメリットが少なくなってしまいます。

ペルソナを具体的にどう使うの?

ペルソナを作成した後に実際にどう活用するのかを解説します。

ホームページのコンテンツ企画に

この人を満足させるホームページは? この人はホームページで何を知りたいのか?
こういったニーズを考える際に、ペルソナがあると便利です。不特定多数を対象にするとコンセプトがボヤけます。ペルソナを使用することにより、「この人を満足させる」という明確な目標ができます。

ホームページに使用する用語のチェック

普段何気なく使用している専門用語を客観的に判断する基準として使用します。「この人はこの専門用語がわかるか?」という基準で判断することができます。「一般的にどうだろう?」というチェック体制はバラつきが出やすいので、絶対に避けるべきです。

ホームページのチェック

想定したペルソナが自社のホームページにアクセスした場合、どのような印象を持つでしょうか?
例えば、「我社は信頼を第一にしています」というメッセージをトップページにFlashを使用して出した場合、ペルソナはどう感じるでしょうか?
制作者側と利用者側では想像以上の温度差があります。制作者側の自己満足になっていないかを厳しくチェックしましょう。

ペルソナのサンプル例