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ノーリスク、ハイリターン!?

公開日: : 最終更新日:2014/10/14 よもやま話

ノーベル物理学賞が発表され、青色LEDの開発に多大な貢献をした日本人3名が受賞した。
昨日このニュースが駆けめぐり、久しぶりの明るい話題に沸いた。
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この3名の中で、一番の有名人と言えば中村修二氏だろう。
10数年前、勤めていた日亜化学工業と発明対価をめぐって訴訟になっていたのは まだ記憶に新しい。
それに関連して 数あるノーベル賞のニュースの中で日経ビジネスの記事が目に付いた。

当時、「会社(経営者)vs 従業員」みたいな構図で注目されていたが、決してそうではないと思う。

記事によると一審判決では「604億円の発明対価に対し、200億円の支払を命じた」とのこと。
この判決を聞いた当時、本当に驚いた。

本件に限らず、「会社における仕事」というものは、経営者・従業員にかかわらず、以下の要素を含んでいると思う。

・ある人の成果だったとしても、はたして本当に「その人だけで」成り立っていたのか?
 その人がその仕事ができる環境は、他の多くの仲間、社員の直接的・間接的な働きがあったからこそ ではないのか?

・「素晴らしい成果を上げた。私の貢献度はXX%だから 利益のXX%もらうのは当然」という主張もあるようだが、では はたして会社は「成果を上げられなかった人」に対し「今までの開発費のXX%を払え」なんてことを言っているだろうか?
当然、そんなことは言ってないはず。。

・例えばある会社で100人の研究者が100通りの研究をしてたとして、その中で日の目を見る研究がはたしていくつあるだろうか。ほんの一握りあるかないか、では?
会社組織にはいろいろな部署があって、高収益な花形部署もあれば、大して利益にはならないが必要性があってやっている業務もあるハズ。たまたま自分が配属された部署によって、報酬額にそんな格差があって良いのだろうか。。「だったらオレも花形部署に行かせてよ」ときっと思う。

・そもそも会社の用意した環境(部屋や実験機材、その他もろもろ)を使って仕事をしているわけで、、だったらなぜ最初から自分で独立してやらなかったのか。

くれぐれも勘違いしないでいただきたいが、私が経営者だから言っているつもりはない。
また、貢献した人にそれ相応の報酬で報いることについても、当然だと思うし、それに異論はない。
ただ、数百億円にもなるような莫大な金額を要求するのは、はたしてどうなんでしょう。。

件の青色LED訴訟では、高裁の和解勧告は「利息も含めて8億4000万円」だったと。
8億円なんて、個人では一生かけても使い切れないくらいの金額で、、ワタシは妥当な金額なのでは、と思った。

当社の経営理念には「『三方よし』の精神で、みんなが幸せな会社であり続ける」という一文がある。
縁あってそこに集う仲間とその家族、そしてご縁をいただいたお取引先、地域社会、、みんなが幸せになるような、そんな仕事を続けていきたいし、そんな価値観を共有していきたい。
以前、中村修二氏の講演を聞く機会があった。すばらしい研究者だし、その功績や人類社会にもたらした恩恵は尊敬に値するし、それについてまったく異論はない。しかし仲間のためにといった心が感じ取れなかったは残念だった。

- – - 2014.10.09 追記 – - – - -
報道によると中村氏は日亜時代、かなり冷遇されていたようだ。その境遇の中で自ら社長に直訴して青色LEDの開発を続けた経緯がある。また、退職しアメリカで大学教授に就任したとき いきなり企業秘密漏洩で日亜から提訴された。
これらのことも重なり、件の発明対価訴訟に発展したようだ。
今回のノーベル賞受賞のスピーチでも「怒りが原動力だった」とあるが、こういった経緯もあって両者の関係がどんどん悪化していったのか。

ちなみに中村氏は現在アメリカ国籍を取得しているため、今回の物理学賞受賞は正確には「日本人3人」ではないみたい。
現にアメリカでは、「2人の日本人と、1人のアメリカ人が受賞」と報道されているらしい。

元日亜社員のブログを拝見しました。違った立場からの意見に、なるほど、、と。

「日経ものづくり」特集記事より(両者の主張を掲載)
中村修二氏の主張
日亜化学工業 小川社長の主張
一方的な意見だけで判断するのではなく、両方の角度から見て、自分なりに整理することが必要ですね。

 
 
 
 
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